ゆるキャン映画では何歳で何年後?年齢設定がない理由なぜ?

ゆるキャンは、本栖(もとす)高校の野外活動サークルにおいてキャンプを楽しんでいる高校生たちの日常を描いた作品。

2022年に公開された映画では、まさかの大人になってからの姿で登場しました。

はるちん
映画は完全オリジナルストーリー!

そこで気になるのが、映画では何歳で何年後なのか?ということですが、彼女たちは明確な年齢設定がないんですよね……。

原作での年齢は高校生ということは確実なので、15歳~18歳であることはわかります。

しかし、社会人になってしまうとヒントが少なくなってしまうため、散りばめられたさまざまなヒントから考察していくしかありません。

そして、年齢設定がない理由はなぜなのかも気になるところ!

なので、本記事ではゆるキャン映画では何歳で何年後なのか、年齢設定がない理由はなぜなのかについて、映画のシーンや作者インタビューなどの情報をもとに考えてみたいと思います!

 

ゆるキャン映画では何歳で何年後?

ゆるキャン映画では何歳で何年後?年齢設定がない理由なぜ?ブログ記事に挿入するキャンプ道具の写真

映画版の彼女たちが大人の姿で登場したのは、私たちだけではなく、声優さんの方々も驚いたそう。

リン役の東山奈央さんも、発表されたキャラクタービジュアルを見て「大人になっている!」と衝撃を受けたと映画の初日舞台あいさつでおっしゃっていました。

映画においても登場人物についての年齢に関しては具体的な提示はありませんでした。

しかし、パンフレットに掲載されていた原作者インタビューでは「野クル(登場人物たちが高校生のときに所属していた野外活動サークルの略称)10年後」の話をしており、15歳~18歳である高校時代から10年後の世界を描いていたのだろうと推測できます。

はるちん
監督も「リンたちはまだ20代半ば」とおっしゃっていたため、25歳前後になるのでしょうか。
たとえもう少し上でもアラサーとは言わないでしょうけれど……。
アラサーになっているとなると、登場人物たちが未婚でも既婚でも何かと言われてしまう可能性があるので、20代半ばはベストな設定だったと思います。

ここでは、さらに具体的に、どんなヒントを得て約10年後であることがわかるのかをご紹介していきますね!
※一部映画のネタバレを含みますので、未視聴の方はご注意ください。

 

映画は原作から何年後の話なのか劇中のヒントから考察してみる

まずは、リンと大垣が居酒屋で話していたシーンにおいて、3年ぶりの再会であるということを示唆するセリフがありました。

この3年というのが非常にリアルで、社会人になって数年して少し落ち着いて余裕が出てきたころに「そういえばあいつら何してるかな……」と妙に昔の友人が恋しくなるんですよね、わかるわかる。

Name
順調に進んでいたキャンプ場作りが途中でハプニングに陥るところも実際にあり得そうな展開でしたよね。
各キャラクターの職業などもリアルさとフィクションのバランスが絶妙です。

高校3年生時点が最後のキャンプだとしたら3年後は21歳となります。

ですが、あおいちゃんが小学校教諭になっているのを加味すると、大学は卒業してますよね。

また、このとき既にリンは出版社で働いており、営業から編集に異動したとのこと!

新卒でいきなり部署異動はないと思うので、22歳で入社したとしても1年は経っていると思われます。

このことから、映画で描かれている姿は23歳以上であることは確実でしょう。

また、あおいちゃんの妹である犬山あかりは、アニメ1期のDVD2巻に収録されている作品において、小学5年生であることが明らかになっています。

映画でのあかりは美大生になっており、羽鳥先生姉妹との飲み会のシーンが描かれています。

はるちん
ハタチは超えているのが確実ですね、大きくなって……!

小学5年生で11歳だったとすると、最低でも9年が経っていることがわかりますね!

というと、原作での彼女たちは高校生だったため、年齢を15歳~18歳だと仮定すると、映画での年齢は最低でも24歳~27歳くらいということになります。

はるちん
22歳の大学卒業時点が最後のキャンプだとすると、再会したのはそれから3年後、25歳~26歳くらいで、原作の世界から10年というのが私の見解です!

 

登場人物の年齢は何歳になっている?

そもそも、登場人物の年齢は何歳なのでしょうか?

ここからは、作中のヒントを頼りに探ってみたいと思います!

第一のヒントは、第一話でなでしこが親から「明日から高校生」と声をかけられていたシーン。

この時点で、高校1年生、15歳であることがわかります。

はるちん
4月の入学式前に誕生日が来ていたら16歳かもしれませんが、どちらにせよ15歳~16歳であることは確実ですね!

第二のヒントは、中学3年生の夏からダイエットをしたというなでしこへ向けたリンのセリフ。

「1年でどうやって痩せたの?」と率直な疑問をぶつけているシーンです。

Name
ちなみに、浜名湖の周りを自転車でぐるぐるして痩せたそうです!
浜名湖の周りは一周67㎞もあるそうなので、どこまでも自転車で走り回る体力がついたのも納得です!

中3から1年ということは高校1年生にあたるため、原作でのリンとなでしこは高校1年生ということがほぼ確定します。

はるちん
ここではまだ15歳か16歳かはわかりませんが、高校1年生であることは間違いありませんね。

第三のヒントは、作中で登場したなでしこの誕生日ケーキ。

ろうそくを吹き消すシーンで16本のろうそくが用意されていたため、16歳の誕生日であることがわかります。

第四のヒントは、原付バイクに乗ったリンが「雪が降る前に免許取ってよかった」とつぶやいたシーン。

リンの誕生日は10月1日のため、16歳になってすぐ原付免許を取得した可能性が高そうです。

はるちん
原付免許は16歳から取得できますからね!

漫画の世界とはいえ、そのあたりは現実ベース設定だと思います。

以上のことをまとめると、16歳+9年の25歳で再会した可能性が高いと推測できます。

 

ゆるキャンの年齢設定がない理由なぜ?

ゆるキャン映画では何歳で何年後?年齢設定がない理由なぜ?ブログ記事に挿入するキャンプ道具の写真

実は、映画に限らず、アニメや原作漫画のいずれも、彼女たちには具体的な年齢設定はありません!

しかし、漫画では高校生であることから、登場人物の年齢は15歳~18歳であることがわかります。

あえて設定がない理由は不明。

ここからは完全に個人的な見解になりますが、「年齢という壁を越えて、キャンプを通して人生の旅を楽しむ」ことを伝えたかったんじゃないかな、と思います。

はるちん
かわいい女の子たちがキャッキャウフフするだけでもなく、かと言ってキャンプだけでもない。
ちゃんとアルバイトで費用を捻出するのもリアルで好感が持てる作品です。

高校時代では、初心者向けの道具を揃えるところから奔走していたなでしこ。

そんな彼女が、大人になってキャンプ用品店で勤務する姿を見て「人生……!」と感動したファンも。

はるちん
本当にキャラクターひとりひとりの職業が解釈一致過ぎて、登場人物ひとりひとりへの愛情を感じます。
ちなみに、なぜ映画では大人にしたのかは、映画の初日舞台あいさつで京極監督ご本人がコメントしました。
テレビ1期の最終話、妄想シーンで出てきた大人になった5人をもうちょっと見てみたいというのがきっかけです
映画「ゆるキャン△」公開初日舞台挨拶での京極義昭さんコメントより抜粋
はるちん
彼女たちの大人の姿を描こう!というのが先だったのですね!

大人になった姿が見たいということがきっかけとのことなので、結婚や子どもがいなくて、まだ自分や友人との時間を楽しめる大人ということであれば、20代半ばころというザックリとした年齢になるのも納得です。

 

ゆるキャンの年齢設定についてネット上の声は?

学生時代には学生時代の悩み、社会人になれば社会人ならではの悩みがありますが、それでも年齢関係なく楽しめるのはキャンプである、というメッセージを汲んでいる方がいらっしゃいました。

大人はもちろん、子どもでもご年配でも、もちろん高校生でも楽しめますもんね。

大自然の中で深呼吸をして、美味しいものを食べるのは、何歳になっても最高ですよね!

はるちん
自然を前にしたら人間の年齢や悩みなんて本当に小さいな、と思わせられますし、その年齢のときに美味しいと感じるものは、外で食べると一層美味しいですからね!

たとえ何歳になっても、学生時代からの友人と共通の趣味で楽しめる関係性の良さを感じ取っている方も。

はるちん
おばあちゃんになっても外でのんびりくつろいでいる彼女たちが安易に想像できるような気がします!

まとめ

ゆるキャン映画では何歳で何年後?年齢設定がない理由なぜ?ブログ記事に挿入するキャンプ場の写真

ゆるキャン映画では何歳で何年後なのか、なでしこたちには年齢設定がない理由はなぜなのかについてご紹介しました!

彼女たちには具体的な年齢設定や何年後なのかの説明はありませんが、作中に散りばめられたヒントから、

  • 原作では15歳から16歳になっている
  • 映画では25歳~26歳くらい、原作からは約10年後

ということがわかります。

年齢設定がない理由はなぜなのかについては明らかになっていませんが、年齢関係なくキャンプを楽しむことや、何歳になっても仲間を大切にすることを伝えたかったのだろうと思います。

はるちん
連載当初は「キャンプはおじさんの趣味でもあり、家族連れのためのレジャーでもあり、女子高生が楽しむものでもあるのか!」という強烈なインパクトがありました。
おまけ漫画や何かで、人生の酸いも甘いも経験しつくした彼女たちが、外でのんびりお茶してる姿なんかも拝見してみたいです。
ここまでご覧いただきありがとうございました!