こんにちは、はるちんです。
わが家には畑があるので、それなりに虫との触れ合いがあります。
しかし、人並みに虫が苦手な私。
畑にいる虫は軍手をした上で割りばしで掴んでやっと除去できるレベルです……。
一方、わが家の子どもたちは手に乗せたいくらい虫が大好き!
雨の日でも子どもたちが楽しめそうなスポットを探していたときに見つけたぐんま昆虫の森。
口コミを読んでいると、「虫が苦手な人でも大丈夫!」というものがあったので、ぐんま昆虫の森がある群馬県桐生市まで確かめに行ってみました!
本記事では、虫が苦手な私がぐんま昆虫の森へ雨の日に出かけた体験談を中心に、ぐんま昆虫の森はどんなところなのかを詳しくご紹介します!
※この記事は「子供向けこん虫アクティビティ」(Twinkl社)に掲載されました。
ぐんま昆虫の森は虫が苦手なママでも大丈夫?
結論から申し上げると、「虫は作り物でも見るのは絶対に嫌!」というレベルで虫が苦手なママさんには、少し厳しいかもしれません。
私のように「作り物なら大丈夫」「ガラス越しやはく製になっていて、自分に向かって飛んでこないならまだ大丈夫」というママさんなら、虫が苦手でも大丈夫だといえそうです。
いきなり森を散策してしまうと本物の虫に遭遇してしまうため、観察館などで慣れてから散策に出かけることをおすすめします。
ぐんま昆虫の森はどんなところ?
ぐんま昆虫の森は、全国的にも珍しい昆虫をテーマにした体験型教育施設。
名前のとおり、とにかく森です。
約45ヘクタールもの広大な敷地のほとんどは、まさに自然そのもの。
雑木林や草原、水辺など、里山を忠実に再現しているので自然の中でのびのびと育つ虫たちが生息しているため、虫が苦手なママさんは、今回私たちが訪れた「昆虫観察館」で虫に慣れてから本物の虫に触れることをおすすめします。
近代的なガラスドームが特徴の「昆虫観察館」には、展示やクラフトコーナー、「昆虫ふれあい温室」などがあります。
沖縄などの亜熱帯の植物が生い茂る歩道を、さまざまなチョウが自由に飛び回る姿を間近で観察できるため、「チョウならまだ大丈夫!」というママさんはぜひ覗いてみてくださいね。
ほかにも、世界文化遺産にも指定されている富岡製糸場がある群馬県ならでは、生糸の原材料である蚕(カイコ)を育てるための桑畑も完備。
築約150年の実際の養蚕農家を移築したかやぶき民家では、昔遊びが楽しめるほか、現在も養蚕に使用している昔ながらの農機具などが見学できます。
タイミングがよければ白くてぷにぷにのお蚕さんとのふれあいも楽しめるので、「虫が大好きで手に乗せたい」というお子さまはぜひ。
地図上では少し遠く感じますが、里山をお散歩しながらだとあっという間でした。
ぐんま昆虫の森の詳細
ぐんま昆虫の森の営業時間は9:30~16:30が基本となっていますが、11月から3月の期間は9:30~16:00となっていますのでご注意ください。
入園料は大人410円、高校生・大学生は200円、中学生以下のお子さまは無料です!
休園日は毎週月曜(祝日の場合は翌日)と、年末年始(12/27~1/5)とのことですが、メンテナンスのためにお休みになることもあるそうなので、お出かけ前には公式サイトのカレンダーをご確認ください。
アクセスは正直あまりよくないため、自家用車でのご利用をおすすめします。
東京方面からは北関東自動車道「伊勢崎IC」より約25分、新潟方面からは関越自動車道「赤城IC」より約45分です。
自家用車で向かう方が気になる駐車場情報ですが、300台が収容できる無料駐車場が完備されています。
大型車専用のスペースもあり、学校の遠足などでも利用されているので混雑状況は事前にチェックしておくと良さそうです。
公共交通機関を利用される場合は、東武鉄道「赤城駅」または上毛電鉄「新里駅」からどちらも3㎞ほどですが、山を登っていくため、タクシーの利用をおすすめします。
ぐんま昆虫の森は雨の日でも楽しめた!
ここからは、実際に「ぐんま昆虫の森」へ出かけた日の体験談をご紹介します。
この日は朝から雨が降っており、あいにくの天気でしたが、子どもたちも私もじゅうぶん楽しむことができました!
とくに夏休みの期間はイベントもたくさん開催されているようなので、「虫取りよりも博物館のようにゆっくり楽しみたい」という方は雨の日に行くのがおすすめです。
実際、私が訪れたのは5月の週末でしたが、ゆっくり楽しめました。
駐車場すぐ横にあるチケット売り場で入場チケットを購入。
大人は410円、中学生以下の子供は無料です!
お弁当なども持ち込み可能なので、お財布にやさしくて本当に助かります。
入場ゲートをくぐってすぐ、昆虫の音楽家になれる顔出しパネルがお出迎え!
次男はカブトムシ、長女はマイブームのテントウムシに。
群馬県のゆるキャラ、ぐんまちゃんもクワガタバージョンでお出迎えしてくれますよ。
昆虫観察館までは、入場ゲートから徒歩5分ほど。
舗装されていて歩きやすいです。
道なりに進んでいくと、大きなガラスドームが見えてきました!
本日のメイン、昆虫観察館です。
昆虫観察館で遊ぼう!
この日は雨が降ったり止んだりしていたので、昆虫観察館をメインに楽しんでいきます。
ここでやっと母のテンションも上がってきました。
入ってみると、昆虫のオブジェがお出迎え!
(これは少し大きかったので正直少し「うっ……」となりました。季節や展示によって変わるようです)
折り紙などのクラフトの展示や、イベント情報なども。
私も虫が苦手ですが、清潔で近代的な建物なので全く嫌悪感はありません。
小さいお子さんなら半日は過ごせそう!ワークショップフロア
クラフトコーナーがある、ワークショップフロアはこんな感じです。
見渡す限りすべてが昆虫モチーフ。
昆虫をテーマにした手作りのおもちゃが並んでいるので、小さいお子さんはここだけでも半日は過ごせそうです。
見上げるとそこかしこに昆虫のオブジェがあるので少しドキドキしますが、動かないので大丈夫。
次男はカメムシの匂い当てクイズに大喜びしていました。
壁の上の方だけではなく、階段を上がってすぐにオブジェがあり、小さく悲鳴を上げているママさんも数名(私もそのひとり)。
しかし、これだけ昆虫に囲まれていると感覚がマヒしてくるのか、「イモムシなら、かわいいかも」と思ってくる不思議。
本物のイモムシは触れない長女ですが、大喜びでイモムシオブジェにまたがっていました。
展示コーナーでは標本が壁一面に!生きている昆虫はガラス越しなのでセーフ?
少し慣れてきたところで、常設展示のコーナーへ。
展示コーナーは白を基調とした空間に、壁一面昆虫の標本がずらりと並んでいます。
本物の昆虫は通路の中央に配置されているガラスケースの中にいるので、動く虫が苦手な方は要注意です。
展示ゾーンは、「本当に虫が苦手で見るのもちょっと……」というママさんには正直厳しいかもしれません。
標本とはいえ、どこを見ても本物の虫に囲まれています。
少し覗いてみてダメそうなら一緒に行った方に付き添いをお願いしましょう。
私は「自分の方に向かって来ない虫ならまだ大丈夫」という程度なので、なんとか切り抜けられました(次男がたくさん写真を撮っていましたが、ちょっと割愛させていただきますね……)。
日本最大級のチョウ、オオゴマダラが飛び交う温室
順路どおり進んでいくと、沖縄などの亜熱帯植物が生い茂る「昆虫ふれあい温室」へ。
歩道が整備されており、温室の中を飛び交うさまざまなチョウが観察できます。
見どころは、日本最大級のチョウ、オオゴマダラ。
沖縄県のチョウにも指定されており、その大きさはなんと約15cmもあるそう!
他にも、さまざまなチョウがひらひらと温室内の高い天井を自由に飛び回る姿を観察できます。
「虫は苦手だけどチョウならまだ大丈夫」というママにはおすすめです。
温室内には滝があり、水辺にはオタマジャクシの姿も。
普段見慣れない亜熱帯ならではのお花なども観察できるので、お花が好きな方も楽しめますよ。
温室を抜けると、企画展のコーナーへ。
季節によってさまざまな企画が展示されています。
企画展の内容によっては、本物の虫の展示や写真が大きく飾ってあることもあるため、苦手な方はすぐ近くに出入口があるので外に出てしまいましょう。
昆虫観察館別館にはショップ、軽食コーナーも
晴れていれば里山を散策しながら虫取りができるので、ショップで虫取り網などが購入できます(虫のお持ち帰りはできません)。
他にも、昆虫を模したタオルやボールペン、木工工芸品なども販売しています。
軽食コーナーでは、カレーパン、フライドポテトなどの軽食だけではなく、カレーライスやうどんなどのフードメニューも充実。
お弁当を持参していなくても安心です。
アイスやジュース、夏はかき氷もあるそうなので、散策に疲れたらゆっくり休憩できますね。
フォローアップ学習コーナーもあり、図書や図鑑から研究報告といった専門的なものまで、約2万冊の書籍が読み放題!
実際に観察した昆虫について、より深い知識が得られます。
まとめ
あいにくの天気でしたが、しっかり楽しめたようすの子どもたち。
晴れていれば、スタッフの方が解説しながら里山を散策できる里山歩きや、11か所のスタンプを集めて素敵な景品がもらえるスタンプラリーも楽しめます。
もちろん、里山に生息している虫たちを捕まえて観察することも。
この日は雨でしたが、何匹か虫を見つけては大興奮の次男でした。
生きている虫が苦手なママさんは、雨の日に昆虫観察館を中心に、ゆっくり訪れてみるのもおすすめです。
入場料がお安いので、森全体を楽しめなくても損した気分にはなりませんでしたよ。
自由研究にもぴったりなぐんま昆虫の森で、虫たちとの出会いを楽しんでみてくださいね!
※掲載している情報は、2023年6月現在の情報です。
ご利用の際は、公式サイトのご確認をお願いいたします。