こんにちは、はるちんです。
今度の春から次男が小学生になるため、ランドセル選び(ラン活)に頭を抱えております。
自分自身が小学生のころは男子は黒・女子は赤で統一されており、カラーバリエーションが豊富な現在のランドセルを見て密かに羨ましく思っています。
最近は機能面でも各社から多種多様なランドセルが発売されていて、本当に悩ましいですよね。
後悔しない選び方などをたくさん検索してみますが、ヒットするのはあくまでも大人目線での選び方ばかり。
「違うんだ、私は、実際にランドセルを毎日背負っている現役小学生の生の意見が欲しいんだ……!!」と、途方に暮れてハッと気が付きました。
わが家にいる現役小学生の存在に……。
思い立ったが吉日、帰宅して早々におせんべいを食べながらテレビを観ていた長男に自分のラン活の思い出をインタビューしてみました(宿題してくれ)。
本記事では、現役小学生が選ぶ自分のランドセルのお気に入りポイントと、年長さんへのアドバイスをご紹介します。
ラン活に頭を抱えている保護者の方の参考になりましたら幸いです!
ラン活体験談!ラン活の思い出を現役小学生にインタビューしてみた

わが家の長男は、2023年現在、小学校3年生。
好きな科目は理科。
習い事は、ちゃれんじタッチ、今年度からボーイスカウトにカブスカウトとして入団。
面倒見がよく、初対面の人とも気さくに話せる反面、なかなか深い関係の友人が作れないのが悩みなんだそう。
そんな現役小学生であるわが家の長男に、自分のラン活について振り返っていただきました。
ランドセルは何色がよかった?
長男に「ランドセルを購入した日のことは覚えているか?」と聞くと、「よく覚えている」との回答がありました。
通っていたこども園でも「ランドセル何色?」という話題はときどき出ていて、「自分はどんな色にしようかな」と、ひとりで考えることもあったそう。
長男は園から配られるパンフレットも真剣に見ていたため、購入前にどんなランドセルが欲しかったかを聞いてみました。
長男:受講していた「こどもちゃれんじ」の影響で、なんとなく赤がほしいと思っていました。
しかし、父に「男なのに赤は普通選ばないだろう」と言われて頭がカッとしたのをよく覚えています。
教材の中でも、主人公のキッズ君(こどもちゃれんじ、進研ゼミ小学講座で登場する男の子)が赤いランドセルを背負って笑われていたのを見て、「赤はヒーローの赤、とキッズ君は言い返していたけれど、僕はきっと言い返せないな」と思って諦めたんです。
でも、ずっと心のどこかで、かっこよくて、できれば他の子とは少し違うランドセルがほしい、という希望はありました。
「他の子と同じようなランドセルだと間違えてしまうかもしれない」という恐怖心から、少し変わったデザインのものがほしいと思ったそうです。
実際の教室や小学校を知らなかったため、「誰かが間違えて持って帰ってしまったら嫌だ」と思った部分が大きかったとも話してくれました。
ランドセルを実際に持ってみて感じたことは?
実際わが家がランドセルを購入したのは、夏休み中に開催されたランドセル展示会。
ここで初めて長男はランドセルを背負うことになったのですが、「想像以上に大きくて、重い」というのが第一印象だったようです。
長男:「本当にこんなのを背負って毎日歩くのか」という不安と、「いろいろな種類があってワクワクする」という嬉しさもあったかな。
大人が持ってもずっしりとした重みを感じるランドセルですが、子どもは毎日教科書などを詰めて背負って歩きます。
やはり不安も感じていたようですが、カラフルで種類が豊富な展示会場を見てワクワクするという子どもらしい一面もあったようです。
ランドセル選びの参考になった親からの言葉は?
参考になった親からの言葉などを聞いてみると、「絶対に好みが変わるから、飾りがないものにしておいた方がいい」という返答がありました。
長男:ランドセルを購入したのが6歳、そこから6年間使うとなると、「生まれてから生きてきた年と同じだ」ってビックリしました。
赤ちゃんのときに好きだったというキャラクターはもう興味がないし、去年気に入ってよく着ていた服がまだ着られるから、って出されても「今はもう好きじゃないな」と思うし、好みが変わるというのは自分の経験に置き換えてみてわかりました。
キラキラしたストーンやドラゴンが縫ってあるランドセルを選びそうになった長男に私がかけた言葉です。
3年生にもなると、クラスメイトの中で「恥ずかしい」と言っている子もちらほら出てきている様子。
女の子は特に色の好みが変わりやすいようなので、そのあたりは一度大人がアドバイスしてあげても良さそうです。
実際に選んだランドセルのお気に入りポイントは?

カラーはキャメル×チョコ。
重さは1270g(ランドセルの平均重量は1100~1300g程度)
展示会会場で親子で一目惚れしたこちら。
デザインだけではなく、機能面でも大満足のこちらのランドセルです。
機能面に重点を置いてさんざん文句を言っていた夫も唸らせました。
(2023年6月現在、在庫なし。2024年度ランドセルシリーズにも記載がなかったため今年度は製作がないのかもしれません。以下項目では、他のランドセルにも共通の機能を解説しています。)
リコーダーもすっぽり収納!調節できるサイドポケットが便利

「今のランドセルを選んでよかった」と言う長男に、どんなところが気に入っているか聞いてみました。
長男:横についているポケットが便利だな、と思います。
買うときに父と母が「これいいよ!」と言っていたときは、よくわかりませんでした。
でも、実際に学校に通うようになって、長いものを持ち帰るときに「これ便利かも」って。
他の子のランドセルにはついていないことが多いのも、学校に通ってから気が付きました。
こちらにも付いていますが、長男の周りではフックのような金具はあまり使っていない子が多いそう。
理由を聞くと、コップ入れなどは枝に引っかかりやすい、単純に金具が硬くて使いにくいといったことが主な理由でした。
総内張一枚通しで、教科書を入れるときに引っかからない

大変細かい部分ではありますが、内側に段差がないところもお気に入りポイントのひとつ。
帰りの会のときに急いで教科書を入れるため、段差がないことでスムーズに教科書が入るそう。
また、サイドにある調節を使用すればポケットを広く活用できるほか、とにかくたくさん詰め込んでも、カギが自動で閉まるので「閉まっちゃえば勝ち」とも。
ずり落ちないチェストベルト、立体裁断の肩ベルトでしっかりフィット

私が小学生のころはよく肩からベルトがずり落ちてきて大変だったので、そのあたりについて聞いてみました。
長男:胸のところで留められるベルトがついているので大丈夫です。
背中と首にあたるところが、ふかふかしているので痛くないし(色付きの部分はクラリーノⓇエフという人工皮革、白い部分は牛革)。
取り外し可能なチェストベルトが付いているため、ずり落ちにくいように工夫されているようです。
また、防犯ブザーがつけられる金具があるのはほとんどみんな同じだそう。
(撮影のため、画像では防犯ブザーを外しています)
入学式で学校から防犯ブザーを配られ、常に身に着けるように指導されている学校もあるようです。
これからランドセルを購入する年長さんへアドバイス

実際に使用している方からの口コミには説得力がありますよね。
というわけで、現役小学生から年長さんへのアドバイスもいただきました。
あくまでもわが家の長男のアドバイスではありますが、ご参考になれば幸いです。
色と見た目は自分でよく考えて
最後に、これからランドセルを購入する年長さん、弟に向けて現役小学生からアドバイスをお願いしました。
長男:とにかく色と見た目は自分でよく考えて選んでほしいです。
実際に小学校に行って、他の子のランドセルを見たときに「緑もかっこいいな」と思いました。
あと、これは大人に向けて言いたいのですが、僕は父がすごくこだわっていて「うるさいな」と思ったので、できれば黙って見ていてください。
父がこだわっていた機能とか、重さとか、子供って実は全然わかってない。
教科書を入れてしまえば、結局どれも重いんですよ。
しかも、他の子のランドセルを持つ機会なんてほとんどない、自分が使っているものが特別重いとか軽いとかって全然わかりません。
機能や重さを重点的に探していた夫は、想定外の返答に驚いていました。
言われてみれば「確かに」と納得です。
肩や首が痛くならないかもチェック
長男が言うには、「実際に背負って歩いてみて、肩とか首が痛くならないかな?」というところが大切なんだそう。
登校班で登下校する際、首や肩が痛くなってしまう子が多いとも言います。
そして、何より一番大切なのは、何年も毎日使うからこそ「いつも、なんとも思わずに使える普通のやつ」が一番いいとのこと。
中学年や高学年になってくると、キラキラやドラゴンがついてるランドセルが少し恥ずかしくなってきたクラスメイトは増えるとのことなので、そういったポイントは大人がさり気なくサポートしてあげると良さそうです。
まとめ
わが家の長男が今のランドセルを気に入っていてくれている、ということがわかって大満足のインタビューになりました。
長男のときはわが家にとっても初めてのラン活(ランドセルを購入する際の活動全般のこと)だったので、夫婦で「あーでもない、こーでもない」と夜な夜な話していた数年前。
高い買い物ですし、高性能のものもたくさんあって、重いとかわいそうだから、となるべく軽いものを探してみたり……。
しかし、自分のランドセルの機能や重さについてよくわかっていない、という言葉を聞いて今回改めてハッとしました。
結局、毎日使うのは子ども。
子供が自分で気に入ったものを購入するのが一番、という結論に。
長男が教えてくれたポイントを伝えつつ、まずは次男がどんなものを選ぶのかを見守って、たくさんのランドセルとの出会いをさせてあげたいと思います。
ラン活頑張りましょう!!