小さなお子さまを育てているママさん、パパさん、いつもお疲れ様です。
わが家には小3と年長のお兄ちゃんがいますが、久しぶりの2歳児の相手には本当に手を焼いています……。
イヤイヤ期真っ盛りのわが家の3歳児が1歳のころから大好きなのは、アンパンマン。
2歳になったころ、アンパンマン持ち方覚え箸を購入しました。
なんて期待せずに購入しましたが、1年経過した現在感じていることをご紹介します!
本記事では、アンパンマン持ち方覚え箸を実際に1年使用してみた体験談と、トレーニング箸を開始する目安、エジソン箸との違いについてもお伝えします。
アンパンマン持ち方覚え箸を1年使用した感想
上の子どものときはエジソン箸を購入した私ですが、「アンパンマンのお箸がいい」と末子にねだられて購入したアンパンマン持ち方覚え箸。
上の子どもたち2人は新幹線や電車が好きだったので、育児歴9年目にして初めて知った商品でした。
さっそく、実際にわが家が購入したアンパンマン持ち方覚え箸の体験談をご紹介します。
アンパンマン持ち方覚え箸とは?
アンパンマン持ち方覚え箸とは、人気キャラクターであるアンパンマンがデザインされた幼児用の箸のことで、激落ちくんシリーズでおなじみのレック株式会社から発売されています。
取り扱いサイズなどの概要は以下のとおりです。
サイズ | M(2~4歳用)15cm S(1~2歳用)12.5cm |
素材 | 天然竹、ポリプロピレン、熱可塑性エラストマー、シリコーン樹脂 |
外食や旅行、帰省時に清潔に持ち運べる専用ケース付きで、左利き用もあります!
パッケージに手を当てるだけで最適なサイズがわかるようになっています。
裏面には、発達ごとのステップの説明や、パーツごとに使える家電などの説明が記載されています。
内容物は、お箸・キャップ・バネ・専用ケース・取り扱い説明書でした。
アンパンマン持ち方覚え箸のメリットは?
実際に約1年ほど利用して感じているメリットは、以下の3つです。
- 発達に合わせて段階的にサポートしてくれる
- 持ち運び時に専用ケースが使える
- 左利き用が選べる
アンパンマン持ち方覚え箸は、ひとつの商品で成長に合わせた3つのステップを段階的にサポートしてくれます。
- ステップ1……バネのチカラを利用して開閉を覚える
- ステップ2……人差し指と中指でお箸を開閉させる
- ステップ3……サポートなしでお箸を使ってみる
竹橋についている指乗せと、キャップで2本のお箸を固定し、キャップの中に取り外しできるバネが入っています。
- ステップ1では、すべてのサポートを装着。
- ステップ2では、バネを外して挑戦。
- ステップ3では、すべてのサポートを外して、竹箸として使えます。
ここまで柔軟に使えるのに、1000円以下で購入できるのがママとしてはうれしいポイント。
左利き用もあるので、アンパンマンが好きなお子さまがみんな使えるのが嬉しいですよね。
また、専用ケースもかわいらしいデザインになっており、外食や帰省時に持ち運ぶ際にとっても便利です!
わが家の2歳児は、購入して1カ月ほどはバネを付けて使いました。
その後、半年ほど2本の箸をつなぐサポートの部分を装着し、3歳になった現在は本人の希望ですべてのサポートを外して持たせています。
「お箸で食べられた!」ということが本人の自信になったのか、今ではチャーハンやカレーも「箸で食べたい」という新たなイヤイヤを発揮しています……。
アンパンマン持ち方覚え箸のデメリットは?
約1年使った私が感じているデメリットは2点。
- デザインが選べない
- 本体は食洗器が使えない
個人的にあまり大きなデメリットには感じていませんが、強いてあげるとしたらこの2点です。
子どもに人気のアンパンマン、ばいきんまん、ドキンちゃんが描かれているこのお箸。
色は素材本来の色を活かした色で親としては好感が持てますが、プラスチック製のお箸と比べてしまうと、デザイン面はややデメリットかもしれません。
また、本体は食洗器が使えないこともデメリットに感じる方が多いかもしれません。
わが家も夕食後に食洗器を使用することが多いですが、こちらのお箸は手洗いしています。
トレーニング箸とは?
トレーニング箸とは、子どもが箸を持つ練習用に使用するリングやくぼみなどのサポートがついた箸のことです。
しつけ箸と呼ばれることも。
箸の正しい持ち方をサポートする機能があり、自然と正しい持ち方を身に着けるきっかけになる便利アイテム。
指先の発達が未熟でも簡単に取り扱えるものも多くあり、お子さまの「箸を使って自分で食べたい!」という気持ちを育てることができます。
トレーニング箸デビューは何歳から?
幼稚園や保育園の方針もありますが、3~5歳から始めるご家庭がほとんどです。
小学校の給食ではお箸を使って食事をするので、遅くても年長クラスからは「お箸を用意してください」と園から声がかかるでしょう。
ですが、実際は年齢よりも手指の発達を目安にして始めるのが適切だといわれています。
お箸の練習を始めるのに最適な手指の発達の目安は
- ピースサインができる
- スプーンの3点持ち(ペングリップ)ができる
- 鉛筆やクレヨンで線が描ける
など、グーパー以外にも手指の発達が見られ、お子さま自身がお箸に興味を持ったら練習を始めてみてもいいそうです。
トレーニング箸を購入する際のサイズ目安は以下の通りです。
- 3歳以下で14~15cm程度
- 3~5歳で15~17cm程度
お子さまの手の大きさにもよりますので、実際に購入する際は親指と人差し指を直角に開き、指先同士の直線を結んだ長さ×1.5倍の長さの箸を選ぶようにしましょう。
トレーニング箸を使用したからといっても、全員が始めからじょうずに使えません。
そんなときは、お箸の練習につながる手指を使うおもちゃで手指の発達を促してあげるといいでしょう。
お箸の練習につながるおもちゃとは?
お箸の練習につながるおもちゃにはさまざまなものがありますが、定番なのはトングやおもちゃのお箸を使用しておもちゃを運ぶ遊びです。
小さなお子さまは、トングを使用してものを掴む練習から始め、成長に合わせておもちゃのお箸を使用した遊びを取り入れる方が多いようです。
わが家では、ねんどを丸めて小皿に取り分ける遊びを楽しんでいました!
ねんどは滑りにくいうえに箸が食い込みやすいので、小さなお子さまでも箸で持ちやすいと思います。
100円ショップなどで色付きの小麦粉粘土を購入して、食べ物の形を作ってあげても面白そうです!
エジソン箸との違いは?
トレーニング箸デビューについて調べていると、よく登場するエジソン箸。
2本のお箸がつながっていて、リングに指を通して使うので、グーパーの手の動きができるお子さまならじょうずにお箸が使えるアイテムです。
わが家の上の2人の子どもたちはエジソン箸でお箸の練習をしていたのですが、リングがあることに慣れてしまい、普通のお箸に移行するのに一苦労しました。
年長になった次男が通う園の先生からも「できればエジソン箸は卒業して」と定期的にメールが届きます。
エジソン箸は、手指がまだ発達していなくても使いやすい設計になっているので「お箸を使って食べられた」という成功体験を育てたい方にはおすすめです。
しかし、お箸を使う練習としては賛否両論ありますので、その点では、アンパンマン持ち方覚え箸はひとつの商品で段階的に使用できるため、とても良いアイテムだと私は思います。
まとめ
年齢よりも、手指の発達を目安にして始めたいお箸の練習。
トレーニング箸としても、子ども用のお箸としても長く使えるアンパンマン持ち方覚え箸は、わが家にぴったりのアイテムでした。
賛否両論あるエジソン箸ですが、「お箸を使って自分で食べる」成功体験を経験させ、自己肯定感を育てるのは最適なアイテムです。
また、どちらのトレーニング箸を使うにしても、手指の発達を促すおもちゃでたっぷり遊ぶのがお箸をじょうずに使えるようになる一番の近道。
たくさん遊びながら、練習をがんばりましょう!